※並行してほんの少しだけ記事を投稿していた元家電屋さんブログを解体するためのお引越し記事となりますご了承ください。
店頭に立っている時、お客様からよく「この商品の電気代はどれくらい?」とご質問いただくケースが多かったので今回は電気代の計算方法について書いていこうと思います
今から記述するものはあくまで目安とされている電気代のため、地域や契約により異なる場合がございます、予めご了承下さい
さて、一般的に電気代を計算するには『全国家庭電気製品公正取引協議会』が定義する
【新電力料金目安単価 27円/kWh(税込)】
を元に計算します
※ちなみに私が入社した頃は22円/kWhでしたw
上の公式?は要するに
「1"k""W"=1000wを1時間(アワー"h"our)ぶっ通しで使ったら27円かかるよ」ということを言っていて、それを基準に計算します
27円のまま計算しても良いのですが、wに直した方が色々な家電の計算が簡単になるので
1kW=27円/h
1000w=27円/h
1w=0.027円/h(1000で割る)
と1wあたり0.027円かかると考えると計算がカンタンになります
電卓の叩きかたは以下の通り
例題 消費電力600wの家電を1時間使う場合の電気代
【600w×0.027円=16.2円/h】
この家電は1時間ぶっ通しで使うと大体16.2円位かかるということです
ここで注意点として、1時間使わないものはそこまで電気代がかかりません
レンジやドライヤー、掃除機などが良い例かと思います
瞬間的な電気量は多いですが、10分しか使わないのであれば以下の目安が正しいです
例題 1200wのドライヤーを10分使う目安電気代
【1200×0.027÷60×10=5.4円/10分】
1時間あたりの電気代を一気に6で割ってもいいかと思いますが、頭が悪い人(筆者)のような方はすぐに暗算できないのでこれがベスト
念のため解説すると、60で割ることで1分あたりの電気代にしているため、使用分数(10分だから10をかける)でかけてあげたら計算できます
ちなみにこれより効率の良い計算方法あればコメント欄にて募集します(笑)
なお、筆者はこれだけで9年間電気屋さんで電卓計算に困ったことはありません
ちなみに、消費電力というのは最大で表記されていますので、起動時に一番電力を使うゲーム機などは起動中はもう少し電気量が少なくなるし、ファンヒーターやエアコンなども強運転と弱運転だと強運転の場合の数値なので、あくまで目安としてになります。
この記事を見てくれた方が、『そういえばこの家電の電気代どれくらいするんだろう?』という興味のきっかけになれば嬉しいです
よくあるケースとしては電気屋さんに行ってファンヒーターや布団乾燥機などを買うときも比較の参考にできると思います!(電気代高くても内容が良いものも多々ありますが)
一応問題集でも作りますのでぜひ計算方法を覚えてみてください
※設定された数値に間違いがあってもそこは気にしないでもらえると嬉しいですw
第一問
空気清浄機(常時24wとする)を24時間使用した場合の1日あたりの目安電気代を求めよ。
第二問
PS5(常時350wとする)で3時間遊んだ場合の一回あたりの目安電気代を求めよ。
第三問
衣類乾燥機(常時700wとする)を2時間半使用した場合の一回あたりの目安電気代を求めよ。
応用問題(よく店頭でご案内したもの)
Aのメーカーのファンヒーターの電気代は強運転時128wと表記されている。一方Bのメーカーの強運転時の電気代は30wと表記されている。使用状況を【常時強運転で1日8時間程度使用 期間3ヶ月間(わかりやすく30×3=90日)】とした場合のそれぞれの商品にかかる目安電気代と、その差額を求めよ。
参考サイト