はい、では一番わかりやすい家電量販店で働くことのメリットとデメリットを、大卒で9年間勤務していたのちに退社することにした筆者が、実際にメリットとして感じたもの、これは他の人より損してるなぁ~と感じたものを記していきたいと思います
今回の家電量販店のメリットは同業他社もほぼ同様だと思いますが、違う可能性、もっといい可能性はありますことご了承のうえご覧ください。
メリット
・新製品や話題の家電製品にいち早く触ることができる
正直一番のメリット いちいち調べなくても話題に敏感になれます
開梱して展示をすることになるのですが、これをタダで体験できるのは楽しい
・家電製品を安く買える
実は家電製品は社販で安くなる場合と定められた社販価格の方が市場価格(ネット価格や他店価格)より高い場合というのがあります。ですが、その場合にどちらか安く買える方で買うことができるため家電をたくさん買いたい人はお得な気持ちになれます。ただし、台数限定品、例えば5台限定の商品を仕入れたとして、それを社員が買うことは原則できません。家族に開店前に並んでもらいましょう。
・スーツを着なくていい
制服が支給されているため、スーツ、特にネクタイをしないでいいのがとてもよかったです。首が太いのか就活の時にネクタイをしていて息できなくて死ぬかと思ったので今後の人生もできるだけネクタイをしなくて済むような生き方をしたいと願っています(あくまで願望) ここの制服ダサいですよねとか昔女性スタッフに言われたことあるけど、みんなで着れば怖くない( ゚Д゚)!!
・起きる時間が遅くていい
もちろん通勤時間によりますが、家族の出勤時間に比べて比較的遅くなると思います。なぜなら開店時間が始業開始時間の目安となっているためです。
・平日休みでどこも空いていてストレス少ない
勤務がシフト制の影響で、正直デメリットにもつながるのですが、メリットとして考えるとこれです。現状なかなか難しいご時世ですが、平時に映画館行っていたときなんかは貸し切り?ってくらい空いていてストレス少なく楽しむことができますし、何をするにも待たされる時間が少ないと感じます。時間は有限でお金で買えないものなのでこれはとてもメリットとなりえるものだと思います。あ、あと家に誰もいないので静かに過ごせますw
・固定のリピート客が色々買ってくれる
デメリットにある転勤を食らうとリセットされますが、家電量販店での接客は最初頑張ればそのあとが楽というのが特徴です。例を挙げると、冷蔵庫を対応したお客様が後日洗濯機やエアコンをご指名で買いに来てくれるなど。ほぼ初対面なのでほとんどの場面は頑張らないといけないわけですが、例えば6年も同じお店にいた場合今日はやる気ないなぁというときでも固定のお客さんが声かけしてくれていいものを買っていってくれるなどお客さんに助けてもらえる日もあり、それは楽な仕事やなぁと思っていました。もちろん最初に上手くやれているからなので信頼されるまでは頑張りましょう(笑)
デメリット
・専門知識を求められる
レジスタッフなどへのデメリットです。ほかのお店で働いたことないのでイメージになりますが、異常にレジでのお客様からの質問や問い合わせが多いです。自分は薬局で売り場に立っている明らかに詳しそうなスタッフを見つけたら物の場所や効能を聞くことはあってもレジの人にこれ効きますかね?とか聞いたことも聞く気もないのですが、家電量販店では平気で行われます。
・平気で返品してくる 値引き交渉される → なめられることが多い
クレーマーはどこにでもいると思います。もちろん仙人みたいないい人もいっぱいいます。が基本的に家電量販店での常識が勝手にお客様の中で出来上がっていて、使った商品をなんか違うかったわと返品しようとして来たり、いちゃもんをつけてきたり、買った後によその方が安かったからキャンセルしますと言われたり、モンスターの巣窟です。すくつ。イヤホンとかを平気で返して来ようとするので「コロナの問題もあり衛生面からそれはお受けできません」などお断りしましょう(前はやってくれた、スタッフで対応変わるのかなどとごねられるため)
・土日祝日出勤 国民の祝日?ナニソレオイシイノ?
ちなみにここから下は販売接客業すべてに共通していることと思いますが自分にはデメリットだなぁと思ったものを並べています。そして土日祝日出勤が入社当初から最後の最後までずーっと嫌でした。普段はいいのですが、友達と遊ぶだとか他の人と予定を合わせようとするとどうしても大多数が土日祝日休みなのでそれが大変なのと、イベントごともほとんど土日祝日に集中するのでその都度有給を申請することを許されるように普段から上手く立ち振る舞うなど気を遣うことが多かったです。人員によりますが繁忙期はとても忙しいのでよっぽど上手くやり取りして上司に気に入られている場合でなければ原則土日休みは難しいと思いますw自分は結構上手くやってきました('ω')ぶっちゃけめんどいし年末年始はさすがに無理でした。辞めることにした今回の年末年始に初めてお休みできて㊗国民!!って感動したくらいです(笑)
・年末年始休み、GW、お盆休みなどは存在しない
上とつながっていますが、大型連休というのが基本的にかきいれ時という考え方になるため最大9連休!とかニュースやっててもそのうち自分は2日くらい休みですかねぇって時もあります。逆にそれらが終わって閑散期になれば順番に連休申請すればもらえたりします。閑散期は本当に暇で暇で・・・w
・転勤がある
パートアルバイトなどは除外ですが、多分どこの量販店も転勤があると思います。正社員なら原則総合職だと思うので引っ越しを伴う転勤の可能性が付きまといます。最後は遠かったですが家から通えない距離ではなかったので幸い9年間実家から通いました。ちなみに家賃補助は出るはずなので一人暮らししたいけどお金全額負担嫌だなって人からすればメリットなのかもしれません。
・仕事内容が大きく変わらない
人によってはメリットなのかもしれませんが飽き症な自分からするとデメリット以外の何物でもなかったのでデメリットとして紹介。ちなみに辞めた理由の一角を担っています。そのため深堀。ちなみに販売業全般、販売する商品によって月は違えど繁忙期と閑散期は決まってると思います。多くの人が季節に合わせた行動してるのでw
月売り上げ予算出る→達成する→次の月の売り上げ予算出る→達成する→ループ
1月閑散期(初売りのみ繁忙期)→2月閑散期→3月繁忙期(新生活需要)→45月閑散期(GWのみ忙しい)→678月繁忙期(エアコン)→91011月閑散期→12月繁忙期(前半ボーナス商戦、後半年末商戦)
去年はコロナ過でテレワーク需要だとか突発的なものがあるときもありますが(10月くらいまで閑散期がなかった印象)一昨年まではまったく同じ流れでした。飽きる。
まとめ
大体思いつくものを書いてみました。
結構かけていると思いますが思い出したものがあれば追記しておきます。
後編と位置付けましたがこの記事だけですべて伝わる気がしてきたw
自分の備忘録も含めて記載しましたが、固定のお客さんはいい思い出ですね。
職場の人間関係が主原因で辞めましたが、お客様との人間関係で辛い気持ちの時に大分助けられたりもしたので、スタッフやお客様を思いやる対応ができる職場であればそれなりに楽しく仕事できるんじゃないかなと思います。
家電量販店で仕事してみたいと思っている人、他人の仕事内容気になるという人など一人でも多くの人へ参考になればうれしいなと思います。